大人気ピアニスト反田恭平(そりた きょうへい)さんが、第18回ショパン国際ピアノ・コンクール最終審査で2位に!
すばらしいですね!
本当に嬉しいことです。
反田恭平さんは、コロナ禍の中で情熱的にオンラインコンサートなどの活動をしてこられました。
また、反田恭平さんは人気アニメ「ピアノの森」の主人公カイの先生である阿字野壮介のピアニストを務めておられることでも有名ですよね。
今回は、日本が誇る天才ピアニスト、反田恭平さんの父と家族、大学、CD、オンラインコンサート、そしてプロフィールと経歴についてお伝えします。
2023年1月2日、反田恭平さんと小林愛美さんが結婚を発表されました!
お二人は幼なじみで、今まで兄と妹のような関係に見えましたが、ひょっとしたらと、勝手に期待も感じていました。
反田恭平さんのTwitterには新しい命も授かったとも書いてありました。
本当に嬉しいことです。
おめでとうございます!
反田恭平の父と家族について
反田恭平さんの父親は反田憲秀さんと言われ、お仕事はサラリーマンです。
父親の憲秀さんは音楽には全く興味がない方だったようです。
反田恭平さんが小学生の時にショパンを弾いていたら、父親に「なんてひどい曲だ!」と言われて、テレビの音量を最大にされたのだそうです。(笑)
実は私の父もそうでした。
私はピアノを買ってもらえず、電気オルガンで練習していたのですが、よく「うるさい!」と怒鳴られました。(汗)
反田恭平さんの母親は専業主婦をされていましたが、音楽を聴くのがお好きだったようです。
反田恭平さんが4歳の時に電子ピアノを買ってくださって、「ミッキーマウスマーチ」を弾いてくださったそうです。
反田恭平さんは即、耳で音を覚えてすぐに弾けたのだそう。
驚きですね!
反田恭平さんのような天才的なピアニストのご両親や家族は、やはり有名な音楽家なのかなと思っていましたが、反田さんは全然そうじゃない、普通の家庭で育ったのが分かって、さらに驚きです。
反田恭平の出身大学は?
Alexander NaumannによるPixabayからの画像
反田恭平さんの出身大学について見ていきましょう。
反田恭平さんは、2010年に桐朋学園大学音楽部門より奨学金を授与され桐朋女子高校(共学)音楽科に入学されます。
2013年に高校を卒業すると、キャンパス特待生として桐朋学園大学音楽学部に入学します。
しかし、その年にロシアへ留学し、翌年、モスクワ音楽院に首席で入学されます。
日本人としては初めての最高得点だったそうです。
2015年には桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに入学されますが、創設以来初めてのピアノ科全額特待生となられました。
2017年にはショパン国立音楽大学に入学されます。
このように、反田恭平さんは日本人ピアニストとして実に華々しい学歴を持っていらっしゃいます。
反田恭平のCDについて
反田恭平さんは2015年にプロデビューし、リストのアルバムを出され、その個性溢れる演奏は大きな話題になりました。
以降、ラフマニノフやドビュッシー、ベートーヴェンのCDが出されました。
2019年には、ロシアの名門オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団との共演で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番がモスクワで録音され、2月に発売されました。
また2020年8月には、務川慧悟さんとの2台のピアノCD「Two Pianos」がオンラインショップで販売開始されました。
このCDについては反田恭平さんのオフィシャルサイトをご覧ください。
また、反田恭平さんはアニメ「ピアノの森」の主人公カイの阿字野壮介のピアニストを務めておられますが、「ピアノの森」のCDアルバムも人気です。
このCDについては、こちらの記事をご覧ください。
https://flowerlove.kumamoto.jp/piano-no-mori-kai-pianist
反田恭平のオンラインコンサートもチェック!
反田恭平さんは、他のアーティストと同じく、新型コロナの影響で、予定していたコンサートができない状況に追い込まれました。
でも、そんな中、反田恭平さんは有料のオンラインコンサートを開催されます。
反田恭平さんの思いはオフィシャルサイトに以下のように載せてあります。
新型肺炎コロナウイルスの感染拡大抑止のため、3月、4月とコンサートが軒並み延期や中止に追い込まれています。
アーティスト自身、収入のこともありますが、何を目標に練習をしたら良いのか、見えない敵と毎日戦い疲弊しています。 そこでアーティストが自身の演奏の場所を確保すべく立ち上がりました。 すでにライブ配信をしてらっしゃる方はたくさんいます。でも どうせやるなら、普段忙しい毎日を送りスケジュールが合わないアーティストの組み合わせでたった1夜のコンサートをやってみようと急遽実現することになりました。 このコンサートは、アーティストはもちろん、お客さんもワクワクするような形をとっていきます。 コンサートを視聴していただいた売り上げは、次のコンサートの経費に使用していきます。引用元 https://kyoheisorita.com/hand-in-hand/vol1/
本当に素晴らしいです。
そして、今年、2020年4月1日、有料オンラインコンサートである「オンデマンド・コンサートHand in hand」が開催されました。
2回目は、6月28日に、務川慧悟さんとの2台ピアノによるコンサートが開催されました。
これは、浜離宮朝日ホールからオンライン生中継されましたが、ホールにも限定30席の観客を入れて行われました。
7月18日にはMLMナショナル管弦楽団都の共演による3回目のオンラインコンサートが開催されました。
反田恭平のプロフィールと経歴
反田恭平さんのプロフィールと経歴も見ておきましょう。
プロフィール
こちらは、反田恭平さんのオフィシャルサイトにあるプロフィールをそのまま引用させていただきました。
反田恭平
1994年生まれ。2012年高校在学中に、第81回日本音楽コンクール第1位入賞。
併せて聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学、ミハイル.ヴォスクレセンスキーに師事。
2015年イタリアで行われている「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門で優勝。
年末にはサンクト=ペテルブルクで行われている「ロシア国際音楽祭」に招待され、マリインスキー劇場管弦楽団とのコンチェルト及び、リサイタルを行いロシアデビューを飾る。2016年のサントリーホール大ホールでのデビュー・リサイタルは完売、2000人の聴衆を魅了した。
また、モスクワにて開催された「モーツァルト生誕260周年記念コンサート」には日本人代表として選抜され、モスクワ音楽院大ホールにてコンチェルトを演奏し、この模様はロシア国営放送で大きく取り上げられた。
デビューから半年後には3夜連続コンサートをすべて違うプログラムで行い、各日のコンサートの前半部分をライヴ録音し、その日のうちに持ち帰るというCD付プログラムも話題になる。
RAI国立交響楽団とのアルバムをリリース。2017年、佐渡裕指揮、東京シティフィル特別演奏会の全国12公、及び「全国ソロリサイタル・ツアー2017」13公演がすべて完売となる。
また「Music Tomorrow 2017」にてNHK交響楽団との現代曲への挑戦し、M.ターネイジ作曲「ピアノ協奏曲」のアジア初演を果たす。2018年には自身がプロデュースしたMLM(音楽を愛する青年たち)ダブルカルテットを創設。様々な室内楽の魅力を展開する。
ミハイル・プレトニョフ指揮/ロシア・ナショナル管弦楽団との全国ツアーのソリストを務めた。2018/2019シーズンは夏、冬計25公演「全国ソロリサイタル」を開催し約30000人を動員。
ロシア・ナショナル管とのセッション録音を現地、ロシアで行い5枚目となるアルバムをリリース。
5月務川慧悟との2台ピアノデュオ・リサイタルを初開催。
7月、MLMナショナル管弦楽団創設。室内楽をテーマとしたプログラムで全国ツアーを開催。 9月、中国(重慶)デビュー。
同月、自身初の合唱曲「遠ゆく青のうた」の作・編曲をし国内最大の野外フェスティバル
「スタンドアップ!クラシック・フェスティバル2019(横浜)」にて世界初演。
また、7月には新レーベル「NOVA Record」を共同事業で株式会社イープラスと設立。画期的なアイディアで聴衆にインパクトを与えた。2019/2020シーズンにはワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団との日本ツアーを始め、全国ソロリサイタル・ツアー、MLMナショナル管との公演、そして2台ピアノの共演といった、ソロだけの活動に留まらず、新たな室内楽の可能性にも挑戦している。
F.ショパン国立音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)研究科修了。現在、同大学研究科(3期目)にてピオトル・パレチニに師事。
第27回出光音楽賞受賞。第9回CDショップ大賞 クラシック賞受賞。主な共演オーケストラ
ベルリン・ドイツ交響楽団、RAI国立交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団等世界、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団といった国内の主要なオーケストラとも共演。デビューから僅か3年間強で共演した回数は100回を以上となる。主な出演メディア
「ららら♪クラシック」「クラシック音楽館」「クラシック倶楽部」NHK(E-テレ,BSプレミアム)、「題名のない音楽会」テレビ朝日(BS朝日) などで放送される音楽番組や、「news zero」「チカラウタ」日本テレビ、「情熱大陸」TBS(MBS)などにも出演。 また、2018年春からNHK総合にて放送されたTVアニメ「ピアノの森」では主人公の師、阿字野壮介役の吹き替え演奏を担当した。引用元 https://www.kyoheisorita.com/profile/
経歴
反田恭平さんは1994年9月1日、北海道札幌市で生まれます。
幼少期
反田恭平さんは、生まれた時は逆子で、心肺停止状態だったそうです。
でも元気に育ち、幼少期の反田恭平さんは、とにかくじっとしていられない子供で、母親を困らせていたそうです。
それで、母親がサッカーチームに入れてくれます。
反田恭平さんはサッカーに熱中し、サッカー選手になる夢を抱いていたのですが、小学5年生の時に右手首を骨折し、サッカーを諦めることになりました。
ちなみに反田恭平さんは左利きだったそうです。
そのことは、こちらにもちょっと書いています。
ピアノを最初に始めたのは4歳の時です。
その後、東京に引っ越して、一音会ミュージックスクールという、すごく優秀な子がたくさんいるところに通い始め、反田さんも小学生でショパンを弾いていたそうです。
びっくりですね!
小学校の運動会では応援団長をやったとか。
本当に元気な少年だったのですね。
学生時代
小学6年の時と中1の時、オーケストラの指揮をする経験をし、このことが本格的にピアノを学ぼうという意欲につながりました。
反田恭平さんは音楽系の高校に進みたいと思いますが、父親に反対されます。
その反対された理由が、反田恭平さんが大きい方のホットケーキを取ったのに父親が怒ったからなのだそうです。(笑)
そして父親から「音楽高校に行きたいなら、コンクールで1位を取って賞状を持って来い!」と言われ、反田さんは意地になってコンクールを受け始めます。
反田恭平さんは何と、受けたコンクールで全部優勝して、父親に自慢げに賞状を見せたのだそうです。
でも、そんなに理解のない父親との対決のおかげで、今の反田恭平さんが存在するのかもですね。
そして、桐朋女子高等学校音楽科(共学)に入学されます。
高校3年生の時は、第81回日本音楽コンクール ピアノ部門で優勝。
ここでまた父親とのエピソードが。
父親から「普通の大学に進学するなら学費を払うが、音楽大学はだめだ。」と言われたのだそうです。
それが、日本音楽コンクールで優勝することになるんですね。
そしてロシアに行き、2015年にはマリインスキー劇場管弦楽団との共演を果たします。
デビューして
反田恭平さんは2015年のデビュー以降、本当に精力的に活動して来られました。
2017年には佐渡裕さん指揮の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演し、感動的なステージを創り上げました。
またピアノソリストとしての活動にとどまらず、2018年にはMLMダブル・カルテッカルテットを、2019年には弦9名と管7名によるMLMナショナル管弦楽団を創設されました。
まとめ
今回は、天才ピアニスト、反田恭平さんの父と家族、大学、CD、オンラインコンサート、そしてプロフィールと経歴についてお伝えしました。
反田恭平さんの音楽にかける情熱は本当に素晴らしいですね。
そして、常に前向きな方です。
反田恭平さん、ショパンコンクール2位入賞、本当におめでとうございました!
そして、小林愛美さんとのご結婚、おめでとうございます♡
最後に、そんな反田恭平さんの、この言葉を紹介して終わります。
僕は最高の演奏をしてしまったら、次にそれを超える演奏ができないかもしれないと不安になるタイプではありません。最高の演奏をした時は、もう楽しくて仕方がない。来年、5年後、あの良い演奏の時よりも僕は何倍進歩しているんだろう、と想像するのが楽しみです。
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