こんにちは、うたこです。
ピアノの練習をなさっている右利きの方から、「左手が上手に動かない。ピアノを上達させるために、どんな練習をしたらいいですか?」と聞かれることがよくあります。
私も小さい頃、左手の練習が入ったらピアノ教室に行かなくなり、先生からのお手紙がきっかけで、また行き始めたということを、大人になってから母に聞かされたことがあります。
私はうちに来られていた60代のOさんに、自分の経験も踏まえて以下の7つのことを実践していただきました。
2 左手で箸を使う練習をする
3 左手の指番号に慣れる
4 左手の小指を鍛える
5 ハノンを練習する
6 右手と左手を独立させる練習をする 7 左手に注意して演奏を聴く
すると驚くことに3ヶ月で右手と同じくらいに左手が上手に動くようになられたのです。
今回は、3か月で左手が上手に動くようになったピアノの基礎練習法についてお伝えします。
これは、基本は右利きの方のために書きましたが、左利きの方にも当てはまることがたくさんあります。
左利きの方のピアノ練習法については、こちらをご覧ください。
こちらの記事もおすすめです!
https://flowerlove.kumamoto.jp/otona-piano-syosinsya-osusume-gakufu
左手のためのピアノ基礎練習 その1 左手で字を書く練習
dronepc55さんによる写真ACからの写真
私のことですが、中2の夏休みが終わろうとする頃に右腕を骨折してしまいました。
夏休みが終わったら実力テストが待っているのに。
右利きの私は、答えが分かっていても書くのに手間取り時間切れになったら困ると思い、左手で字を書く練習を始めました。
横書きの場合、字は左から右に書くので、右手で書く時は体の真ん中から腕を横に広げていくことになり簡単です。
しかし、左手で書く時は腕を左側に伸ばして真ん中に向かってきます。
これはなかなか大変なことです。
鏡文字の方が簡単だし「左利きの人は右利きの人が字を書くよりもずっと面倒くさいんだろうな。」と思いました。
ピアノもド・レ・ミ・・・と弾く時は左から右に移動しますので字を書くのと同じ動きです。
それで、右利きの人で、左手を上達させたいと思ったら、左手で横書きで字を書く練習をするのはとても有効な手段です。
左手だけで練習してもいいし、右手と一緒に並行して書いていくのも大変効果的だと思います。
左手のためのピアノ基礎練習 その2 左手で箸を使う練習
ehさんによる写真ACからの写真
右利きの私が右腕を骨折し、お箸を持てませんので、左手でお箸を使う練習もしました。
最初はなかなか自由にならずにもどかしい思いでしたが、そのうちにだんだん慣れてきて、左で豆を掴むこともできるようになりました。
練習しているうちにいらない力が抜けて、指が自分の意志通りに動くようになったのです。
これも、左手の強化のためにとても有効な基礎練習法です。
お陰様で、私は今でも鉛筆や箸を両手で使うことができ、大変便利な思いをしています。(笑)
左手のためのピアノ基礎練習 その3 左手の指番号に慣れる
Free-PhotosによるPixabayからの画像
ピアノ練習曲には指番号がふってありますが、右手も左手も親指から1、2、3、4、5となっています。
それで、右手でドレミファソと弾くのは親指からですが、左手は小指からになります。
初心者の方は、右手の一番左の親指が1番なので、ピアノの基礎練習をしている時に左手に1とふってあったら、左手の一番左の指、つまり小指で弾こうとされることもあります。
ちょっと頭がこんがらがってきますよね。(汗)
ピアノの基礎練習をする時は、指番号をよく見てゆっくりと練習し、左手の指と指番号が自然と連動するようにしましょう。
左手のためのピアノ基礎練習 その4 左手の小指を鍛える
上述したように、左手でド、レ、ミ、ファ、ソと弾く時には小指から弾き始めます。
しっかりと弾かなければいけないベースの音を、5本の指の中で一般的に一番力の弱い小指で弾かないといけないのです。
ですから小指を鍛えて、しっかりとした音が出せるようにしなくてはいけません。
そのためには、ピアノの練習以外の時でも、ピアノを弾くような形をして左手の小指をテーブルに当てるなどの練習をしましょう。
ピアノの基礎練習をする時には、一つひとつの音を強く、ゆっくりと弾きましょう。
手や指の基本の形や基礎練習法、ゆっくりと練習する方法などについては、こちらの記事にまとめていますので、あわせてお読みください。
https://flowerlove.kumamoto.jp/piano-5dankai-kisorensyu
左手のためのピアノ基礎練習 その5 ハノンを練習する
ハノンは左手の強化のためにも大変すばらしい教材です。
ハノンにふってある指番号を見て、必ずその通りに弾きましょう。
ハノンは右手、左手同じ旋律を弾きますが、上述したように左手の5番(小指)がベースの音になるので、それをしっかりと弾かないと右手と同じようには演奏できません。
左手だけの練習も必要ですが、右手と左手一緒に練習するのも、左手にとって大変有意義なことです。
右手と揃えて同じように弾こうと思って練習してください。
左手のためのピアノ基礎練習 その6 右手と左手を独立させる
ハノンで右手と左手が同じように弾けるように練習したら、今度は右手と左手を独立させることを考えましょう。
ピアノは右手と左手が協力して一つの曲を奏でるのですが、ほとんどの場合、右手と左手は違う旋律やリズムを弾きます。
ですから右手と左手が独立していなければいけません。
バイオリンとチェロの二重奏のように。
でも慣れないうちは、これがとても難しいことなのです。
右手が4分音符で動いていて左手は1小節伸ばすことになっていても、つい左手も右手につられて4分音符で叩いてしまうということがあります。
こんなことにならずに、右手・左手を独立させるためには、左手は上下に動かし、右手は3角形を作るなどをやってみましょう。
またピアノの練習の時は、まずピアノの蓋を閉めて、右手・左手のリズムだけを叩いてみるということをしましょう。
それができてから、楽譜通りに弾いてみます。
そんな練習を繰り返して、弾きながら左手の音をよく聞き、その曲の中で左手の奏でる音がどのような働きをしているかをつかんでいきましょう。
左手のためのピアノ基礎練習 その7 左手に注意して演奏を聴く
かっちゃんさんによる写真ACからの写真
素晴らしい演奏ができるようになるためには、素晴らしい演奏に触れることも大事です。
素晴らしいピアノの演奏を聴く時に、特に左手の音に注意して聴いてみましょう。
ベースとして音を伸ばす時のたっぷりとした音量、たまに右手に代わって低音でメロディを奏でる時の美しさなど、いろんなことに気づくと思います。
耳から心に入ってきたそのような情報は、自分の演奏にきっと変化を与えてくれることでしょう。
さらに左手を上達させるために
はなぴあさんによる写真ACからの写真
これまで、左手が上手く動かない方に実践してもらった6つの基礎練習法について述べて来ました。
まとめると、
●左手で箸を使う練習をする
●左手の指番号に慣れる
●左手の小指を鍛える
●ハノンを練習する
●右手と左手を独立させる練習をする ●左手に注意して演奏を聴く
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