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劇団なんじゃもんじゃのベッカンコおにが素晴らしい!公演予定もチェック!

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先日、私は心から素晴らしいと思える演劇に出会いました。

それは、劇団なんじゃもんじゃの「ベッカンコおに」です。

地域の子ども劇場の方が企画してくださった公演で、社会福祉センターの和室でありました。

ほんとに素晴らしかったので、ぜひこの感動を皆さんとシェアしたいと思います。

今回は、劇団なんじゃもんじゃと「ベッカンコおに」、そして今後の公演予定についてもお伝えします。


劇団なんじゃもんじゃについて

劇団なんじゃもんじゃ

西尾瞬三さん西尾夏子さんのご夫婦2人だけでされている劇団です。

1993年に旗揚げされました。

もともとお二人は劇団うりんこで活躍されていたのですが、故郷、岐阜県中津川市に戻られたのをきっかけに、二人だけの劇団を創立されました。

劇団の名前になった「なんじゃもんじゃ」というのは、ご自宅の近くに自生している木の名前で、200歳くらいになる、とても珍しい木なのだそうです。

劇団なんじゃもんじゃのお二人は現在、北海道から九州、全国を飛び回って公演やワークショップを行っておられます。

劇団なんじゃもんじゃは、大きな舞台ではなく、子ども達と舞台が一つになる平舞台を大切にしておられます。

また2010年には西尾瞬三さんが全国児童・青少年演劇協議会より全児演賞を、2018年には25周年記念作品「おじさんと大きな木」が舞台芸術部門で表彰され児童福祉文化賞推薦作品に選定されました。



劇団なんじゃもんじゃの「ベッカンコおに」について

「ベッカンコおに」は劇団なんじゃもんじゃの創立20周年記念作品です。

原作はさねとうあきらさん。

あらすじは以下のようなものです。

笛吹峠にべっかんこ顔をからかわれていた鬼が住んでいた。

里には目が見えなくていじめられていた、ゆきという娘が住んでいた。

・・・二人は一緒に暮らすようになった。

ゆきは幸せになればなるほど鬼のべっかんこ顔が見たくなった。

「鬼の顔は怖いがそれでも見たいか?」そう鬼が聞いた。

ゆきは見たいと言った・・・。

鬼はゆきの目をあけるために『りゅうがん草』を探しに下の谷に走った。

そこには鉄砲を持ったゆきのお父が鬼を探していた。

お父はゆきが鬼にさらわれたと思っていた・・・。

引用元 http://nanja.sakura.ne.jp/sakuhin/zuopinbekkankoon.html

私が行った時には、和室にこのような舞台がセットされていました。
この舞台を見ただけで胸が高鳴ります。

さあ、いよいよ始まりです。

まず、西尾夏子さんの澄んだ真っ直ぐな声にびっくり!

せりふもですが、歌が素晴らしい!

もちろんマイクはありませんが、澄んでいてはっきりとした声が会場中に響きます。

そして西尾瞬三さんの声がまた温かくすばらしい!

二人で一緒にセリフを言われるのに、ほんっとにリズムと息が揃っていて驚きでした。

さすが夫婦・・・というより同じ志を持つ、まさしく「同志」ですね。

主人公のゆきは人形です。

でもその後ろで演じられる夏子さんと、顔の目のあたりが見えにくい糸で結ばれています。

だから本当にゆきがしゃべっているよう、動いているよう、喜んでいるよう、悲しんでいるようです。

ふと見えた後ろの夏子さんの表情は怒ったり泣いたり、心底からゆきになりきっておられました。

途中で登場する山の神様も夏子さんですが、ゆきの時の高くて可愛い声とは全く違い、落ち着いた声音と話し方に、同一人物とは思えません。

時々、木の枝に止まっているフクロウが登場し、ナレーター役として重要な役目を果たします。

これも夏子さんがフクロウを木から下ろしてセリフを言われます。

お話する時は、まんまるおめめが開いているんですけど、木に止まるとまた目をつぶります(笑)

ゆきの父親役だった瞬三さんはベッカンコおににもなられます。

ほんとにもう別人。

私はもう、そんなことはどうでもよくなってお話の中に入り込んでいきました。

最後は涙が溢れます。

鬼というだけで、悪者と決めつけられるベッカンコおに。

鬼の世界では、その顔が鬼らしくないと相手にされず・・・。

ゆきを愛する父親は、その愛のために・・・。

劇団なんじゃもんじゃの「ベッカンコおに」は本当に素晴らしかった!

劇団なんじゃもんじゃのお二人の演技力、歌の力、そして伝えたいという強い思いを心から尊敬しました。



今後の公演予定は?

劇団なんじゃもんじゃの今後の公演予定は以下のようになっています。

こちらも劇団なんじゃもんじゃのホームページから引用させていただきました。

2019年12月

 25 (水)大口児童センター ベッカンコおに

 26 (木)大口児童センター ベッカンコおに

 27(金)大口児童センター  ベッカンコおに

2020年1月

 19(日)枚方さだおやこ劇場 おじさんとおおきな木

 25(土)マイシアター高松 悔悟の記録

2020年2月

  09(日)おやこ劇場川口 おじさんとおおきな木

2020年3月

 14(土)冨士子ども劇場 ハナさんのおきゃくさま

 15(日)冨士子ども劇場 おこんじょうるり

 20(祝)浜松子ども劇場 悔悟の記録

2020年4月

  26(日)沼津子ども劇場 おじさんとおおきな木

引用元 http://nanja.sakura.ne.jp/jutuannanjamonjb.html

上には書いてありませんが、熊本では3月22日(日)に開催される「第5回 合志市国際子ども劇場フェスティバル」に出演され、「おこんじょうるり」の上演をしてくださるそうです。

私はこちらにもぜひ行きたいと思っています。

まとめ

今回は劇団なんじゃもんじゃの「ベッカンコおに」について、また今後の予定についてお知らせしました。

もし、劇団なんじゃもんじゃの公演がお近くである時は、ぜひ観に行かれてください。

きっと深い感動と「来てよかった。」という思いに包まれることと思います。



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