「音痴だから人前で歌えない。」「カラオケに誘われるのが怖い!」
あなたはそんな悩みを抱えていませんか?
私はそんな悩みを持つ人とたくさん出会い、音痴が1週間で直った実例がたくさんあります。
今回は、私が実践した音痴を1週間で直す方法と治った実例について、そしておすすめのトレーニング方法をご紹介します。
【追記】
新型コロナの影響で、家にいないといけないこの時間、何か有効なことはできないかと、音痴を直すオンラインレッスン《5日間短期集中コース》を開講しました。
音痴が1週間で治った実例
中学3年生のN君の場合
N君は合唱の授業の時、自信なさそうに歌っていました。
他の子の声とは違う低くてぼそぼそとした声が聞こえてきます。
授業が終わって彼を呼び、誰もいない音楽室で歌ってもらいました。
N君は音階の幅が狭く、ちゃんとした歌にはなりません。
それでピアノの音に合わせて、ド→レ→ミ・・・というふうに歌ってもらいました。
「うーん、もうちょっと高く。頭の中で、もうちょっと上に行くつもりで。」
「そうそう、今のよかったよ。」
ド→ソに行く時は、前述したように椅子を持ってきて、ソに上がるのと同時に椅子に立ち上がってもらいました。
そうしたら、音の上がる感覚を身につけることができて、ちゃんとソの音を出すことができるようになりました。
N君は翌日から毎日昼休みに音楽室にやってきました。
たった15分間ですが、5日間、音を聞いて歌う練習を続けました。
4日目くらいからは合唱曲の自分のパートを歌ってもらいました。
しっかり音を意識して歌うようになったので、正しい音程で歌えるようになりました。
中学3年生の音楽の授業は週に1回です。
N君は次の音楽の授業の時は笑顔でみんなと歌っていました。
もうぼそぼそという低くて合っていない声は聞こえなくなりました。
20代のS君の場合
S君はとても真面目な青年です。
歌が好きで、とてもいい声で歌うんですが、えっと、音程が外れています・・・。
でも、これって言えませんよね(汗)
私はS君の歌声を聞く度に「ちょっと個人レッスンやったらすぐ治るんだけどなあ。」と思っていました。
でもそんなこと言えないし・・・。
そう思っていたら、いいチャンスが巡って来ました。
Sくんがある時、人前で歌うことになり、私に指導して欲しいと言ってきたのです。
「やった!チャンスだ!」
S君は気持ちよく大きな声で歌いますが、伴奏や自分の声をあんまり聞かないで声を出しちゃいます。
それで、1フレーズずつピアノで弾いて、まずはそれを聴き、頭で歌った後、実際に声に出すようにしました。
声も小さくして、裏声でもいいから。
そうしたら少しずつ、音が聞けるようになり、自分の出す音が違うということが分かってきました。
そして1曲通して歌ってもらいました。
最初はまだまだ不安定で、音が下がるところで下がらなかったり、逆に上がるところで上がりきれなかったり、同じ音程なのに動いたりといろいろありましたが、意識して歌ううちにだんだんと正しく歌えるようになりました。
私はS君には3回関わっただけですが、皆の前で歌う時、とても堂々と正しい音程で歌えました。
中学1年生のY君の場合
Y君はまだあどけなさが残る中学1年生。
普段はとても元気なんですが、歌の時間はなぜか暗い顔をして、口を開けようとしません。
気になったので、授業の後、残ってもらいました。
二人きりになって、Y君が話してくれたのは、「小学4年生の音楽の時間に、先生から音痴と言われた。」ということ。
えーっ!そんなひどい先生がいるの?
Y君はそれ以来、みんなの中では絶対に歌わなかったのだそうです。
まだ中1なのに、辛かったでしょうね。
「音痴はいないよ。Y君は音痴じゃないよ。誰もいないからちょっと歌ってごらん。」
小さな声で歌い出したY君。
いつも歌っていないから、低い声で、狭い範囲で上がったり下がったりするだけです。
「ちょっとこっちの方から歌ってごらん?」
私は自分の頭の上の髪の毛を引っ張りました。
そしてピアノでソラシドと弾きました。
そうしたら、Y君の口から小さいけれど、綺麗なボーイソプラノが聞こえてきました。
Y君はまだ声変わりをしていなかったので、ボーイソプラノで歌えるんですね。
それなのに、自分は音痴だと思い込んで、その素敵な声を出したこともなかったんです。
それからY君は素敵なボーイソプラノで歌うようになりました。
その澄んだ声は素晴らしく、何とY君は秋の校内合唱コンクールでソロを務めました。
音痴の種類と原因
音痴には音程を正しく聴き取ることができるけど、声を出してみると頭の中でイメージしていた音程と違う、いわゆる「運動性音痴(のど音痴)」と、聞こえてくる音の高さを正しく把握できず、自分の音程がずれていることに気づくのが難しい「感覚性音痴(耳音痴)」とがあります。
上述のN君は運動性音痴、S君は感覚性音痴の例です。
それから、Y君のように、音痴じゃないのに「自分は音痴だ」と思い込んでいる人、結構多いです。
「音痴」だなんて言われたら深く傷ついて、歌えなくなってしまいますよね。
音痴を1週間で直す方法
音痴というコンプレックスから一刻も早く抜け出したいですよね。
それでは、種類別に、音痴を1週間で直す方法をご紹介しますね。
運動性音痴を直す方法
運動性音痴を直すには、出したい音を出すために喉や腹筋を意識して使うように練習します。
まず、その人の一番出しやすい音を「アー」で出してもらいます。
その音をピアノで弾き、次はその音より半音高い音を弾きます。
そしてそれに合わせて「アー」と歌います。
半音ずつ高くして、これを繰り返します。
今度は半音ずつ低くしていきます。
こうやって、どこ辺の音が出しにくいのかを把握し、まずは小さくてもいいから、ピアノと同じ高さの音が出るように、喉やお腹の使い方を工夫してみます。
またピアノの音を聞いたら、実際に声を出す前に頭の中でその音をイメージしてから出すと、音を外すことが少なくなります。
それからドからソのように、いくつか飛んで高い音を出す時はそれなりの腹筋が必要です。
階段を上がるのと同じで、2段や3段飛び越える時は、それだけ腹筋を使いますよね。
時々、怠惰をして、ちゃんとお腹を使わずにいい加減に高い音を出すので、その音に全然届いていないという人がいます。
そういう人の場合は、前に椅子を置き、椅子に立ち上がるのと同時に高い音を出すようにしましょう。
そうすると、このくらい高い音を出す時にはこのくらいの腹筋が必要だということが分かるようになります。
こういう訓練を1週間もすれば、音痴を解消することができます。
喉やお腹の使い方を訓練してハリのある正しい音程が出せるようになるマウスピースを使うのもいい方法です。
感覚性音痴を直す方法
こちらは聞く訓練をしなければいけません。
ピアノで一つの音を出し、まず頭の中でその音を歌います。
その後、ピアノの音よりも小さな声で、その音を歌ってみましょう。
合っているかどうか、最初は自分では分からないので、一緒にいる人が教えてあげるしかありません。
携帯にキーボードやチューナーのアプリを入れておくと、時間がある時、一人で訓練することができます。
音が外れているという自覚がない時は、音をよく聴かずに大きな声を出してしまいますが、自覚を持つことができたら、伴奏の音や周りの人の声を聴いて、まずは小さい声で歌うようにしましょう。
また歌だけではなく、普段、人の話を集中して聞く力をアップさせることも大切です。
音痴だと思い込んでいる人は心を解放させることが大事
自分は音痴だと思い込んでいて、人前で歌えない人は、一人カラオケなど、誰もいないところで思いっきり歌ってみましょう。
歌うことでストレス発散にもなり、心が軽くなると思います。
自分の歌声を録音して聞いてみると、ちょっと上がり切れなかったところなどがよく分かりますから、そこを意識してもう一度歌ってみましょう。
こうして、歌う楽しさを感じながら、少しずつ自分を解放していきましょう。
音痴を直すトレーニング方法
今まで、私が関わって音痴を直した人のことを書いてきましたが、音痴を直すためにボイストレーニングに通うのは実際は難しいですよね。
時間もないし、お金の余裕もない。
それに、音痴を直すためのボイストレーニングをしてくれる先生が近くにおられるかどうか分かりません。
そういう方のために、2つのトレーニング方法をご紹介します。
音痴を直すトレーニング教材「マジックボイス」
まるで個人レッスンを受けているような感覚で音痴を直すことのできるトレーニング方法があります。
それが、ボイストレーナー不破先生が開発されたマジックボイスというトレーニング教材です。
不破先生が言われるには、歌が上手い人には、あることが共通して自然に身についているのだそうです。
不破先生は、ボイストレーニングのお仕事を一時お休みしてまで、歌が上手に歌えない人と歌える人の違いを徹底的に研究されました。
そして音痴が直り、劇的に歌が上手くなるトレーニング方法が出来上がったのです。
不破先生は今、テレビやライブで活躍する多くのアーティストをトレーニングし、成功に導いておられます。
また一般の方達、3,000人程が「マジックボイス」の効果を実感しておられます。
音痴を直すオンラインレッスン
上述してきましたように、私は多くの方達の音痴を直してきました。
現在は、直接会えない方ともオンラインレッスンを行うことで、音痴を直すお手伝いをさせてもらっています。
これだと教材を購入する必要もなく、スマホかパソコンかタブレットがあればできます。
もちろんWi-Fiの環境があるところでですが。
家に居ながらにして、一対一で、今の自分に最も必要なアドバイスを受け、レッスンができるので、大変効率的に音痴を直すことができます。
現在、音痴を直すオンラインレッスン《5日間短期集中コース》を開講中です。
まずは無料お試しレッスンを行っていますので、こちらからお気軽にお問い合わせください。
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